カベルネ・ソーヴィニヨン ガーギッチヒルズ
ナパ最高のカベルネ
- 生産国 カリフォルニア・ナパヴァレー
- 品種 カベルネ・ソーヴィニヨン80%、メルロ10%、プティ・ヴェルド6%、カベルネ・フラン
- 色・味わい 赤・フルボディ
ワイナリー情報
1976 年、かの有名なパリのティスティングの結果を受けて、ミイェンコ「マイク」・ガーギッチの名が世に知れ渡ります。フランスのトップクラスのワインとカリフォルニアワインのブラインドテイスティングが行われ、白ワインのトップに選ばれたのがカリフォルニア産の「1973年モンテレーナ・シャルドネ」でした。カリフォルニアワインが世界に認められるきっかけとなったこのワインを造ったその男こそが、マイク・ガーギッチでした。
その翌年、マイクはあの「ヒルズ・ブラザーズ・コーヒー」のオースティン・ヒルズとパートナーを組み、ナパ・ヴァレーにガーギッチ・ヒルズ・セラーを設立します。1977 年の独立記念日のことでした。もともとヒルズ氏は経営のスペシャリストであり、ナパ・ヴァレーのラザフォードの一等地にいくつもの畑を所有してた為、ワイナリーの資金源としてはもとより、ビジネス面でも細かく指揮を取ることが可能でした。その一方でマイクは根っからの醸造家で、最高品質のワインを造ることだけに専念したのです。息ぴったりの二人が生み出したリッチで複雑なシャルドネは、その後も世界各国の賞を受賞し、ワイン・ラヴァーの心を鷲掴みにする事となります。
テイスティングコメント
深みのある赤い色の官能的なこのワインには、色の濃いベリーの香りに黒スグリとプラムが後を追い、ラベンダーとオールスパイスのニュアンスもあります。豊潤でベルベットのような口当たりのこのカベルネ・ソーヴィニョンは、しっかりとしていてなめらかなタンニンを感じながらも、若々しさも共存しています。ルバーブとかすかなナツメグのような印象が、味わいのフィニッシュに表れる完熟プラムのニュアンスを縁取ります。長期熟成のポテンシャルが非常に高いワインです。